第61回 刷毛供養会 in 南禅寺

 8月1日は八朔ですが、同じ日に京都蹴上にあります南禅寺で今年61回目になります京都表具協同組合主催の”刷毛供養会”があります。これは組合創始者の一員でした私の祖父木南英一が、不況の時代の折に組合では反対多数のため実現できませんでしたが少数の賛同者と共に全国の表具の団体に呼びかけ、賛同を得て実現できそれが今年で61回を数えます。表具に欠かせない道具刷毛ですが、ご存知の通り動物達の活毛でできております。言い換えれば私たちはこれらの動物たちのお蔭で良いお仕事ができております。その動物たちに感謝し供養することは当然のことで、現在でも南禅寺奥の名所南禅院前に建っております刷毛塚前に行政の方々から京都府内外の表具師の方々、最近では数年前から私が多方面に呼びかけまして他業種で動物の毛を使うお仕事の方々、また一般の方が集まります。将来的には一般の方にも夏の京都の行事の一つに数えられるようになればと願っております。今年も無事終了いたしましたが、よろしかったらお使いの刷毛や筆等動物の毛のものは無料で供養して頂けますので是非来年8月1日10時にご来場ください。

京都で襖、障子、額装、屏風、掛け軸なら安達表具店

安達表具店は、京都市上京区の南端、二条城の北沿いにほど近い猪熊通に事務所と工房を構えて95年(令和2年現在)の歴史ある京表具店です。 日本の建築に欠かすことのできない襖、障子の新調、張り替え、製作だけでなく、額装や屏風、掛け軸までを幅広く取り扱っております。