会社概要

屋号 安達表具店 南荘堂 

所在地 京都市上京区猪熊通丸太町下ル中之町513

代表者 木南 拓也(きなみたくや)

厚生労働大臣認定一級技能士

経済産業大臣指定伝統工芸品『京表具』 伝統工芸士

京都市認定「未来の名匠」

設立 昭和元年

電話 075-841-5923

FAX 075-841-5923

加盟団体 京都表具協同組合

平成23年度より理事就任(令和3年現在)



社歴

創業

安達表具店は、昭和元年に現在の工房にほど近い堀川丸太町西入の丸太町通り沿いに、初代 木南 英一が創業しました。

英一は、兵庫県佐用町にあった安達表具店で修行していた経緯があり、独立にあたっても「安達表具店」を商号としました。

創業当時は自転車を改造し、リヤカーをつけて襖を運搬していました。独立後の事業も順調に拡大し、忙しいときは「刷毛を持って寝ていた」との逸話が残っています。

また、昔は表具師と言えば目利きが多く、古物商を兼業していた表具店が多かったと言われていますが、当店でも同様に古物商を兼業し、襖をお納めする機会に古道具を売買していました。


高度経済成長期

戦後復興期から高度経済成長期には、さらに発展を遂げることができました。

襖は、本来、一番外側の襖紙の裏側に、補強のための「楮紙(こうぞがみ)」を張ります。楮紙は丈夫で、かつカビを発生を抑制させる性質があり、襖の「裏打ち」(補強)用の和紙として使用されてきました。

この「裏打ち」は、その回数を増やすほど丈夫で高品質の襖になるものの、手間がかかる故価格も高くなります。通常の一般家庭は裏打ち回数の少ない襖を使うため、簡単に破れてしまうことがよくありました。

そこで、英一は、襖の下地(枠組み)を薄くしてベニヤ板を張り付け、裏打ちの回数を増やすことなく破れない襖を製作し、これを「光明襖」として特許を取得しました。

住宅需要が増え、安価な素材が求められていた時代にもマッチしてこの光明襖は近畿圏で大きな反響を呼びました。当時の最新機械を導入して大量受注を可能にし、高度経済成長にあわせ社業は発展しました。


現在

その後、住環境の変化により表具業はむしろ「伝統産業」に位置づけられるようになりました。古来から日本にあった住環境から激変を遂げた現在においても、襖や障子の奥ゆかしさ、優れた機能性が失われることはありません。

現在、当店では、旧来からお取引頂いている料亭様、社寺様へ品質の高い襖や障子をお納めし続ける一方、リフォーム会社様からのご依頼にお応えするなど、時代のニーズに応えたサービスをご提供致しております。

また、現在の代表者は、表具師として表具店を経営する一方で、表具技術を用いたインテリア製品の開発を手がけ、また、京都表具協同組合のメンバーとして、表具の普及に努めています。

安達表具店は京都の表具司ではありますが、京都表具協同組合では東京でも定期的にイベントを開催しております。イベントの情報などは、ブログでご案内しております。ブログ記事はTwitterにも連動しておりますので、Twitterのフォロー、フィード購読等で安達表具店のブログを是非ご覧下さいませ。

アクセス

お車でのアクセス

堀川丸太町交差点を西へ約50m進んだ一つ目の信号を左折して30mほど進んだ東側。

丸太町通を東へ進行している場合、堀川丸太町の一つ手前の信号(猪熊丸太町)を右折。右折車線はありませんが、右折可能です。

公共交通機関でのアクセス

■ バスの場合:市バス9番・12・10番・50番・65番・93番・202番・204番・101番等で堀川丸太町下車。堀川丸太町の交差点を西へ約50m進んだ最初の交差点を左折して30mほど進んだ東側。

■ 地下鉄の場合:地下鉄丸太町駅の場合丸太町通を西へ、二条城前駅の場合堀川通を北へ。堀川丸太町の交差点を西へ約50m進んだ最初の交差点を左折して30mほど進んだ東側。

リンク集

京都表具協同組合

当店が加盟してる組合のホームページです。

行政書士みやこ事務所

各種許認可・行政手続に関する協力事務所。

なび京都

当店をご紹介頂いている京都のポータルサイト