2022.09.20 00:29伝統工芸品仕様の市松本襖先日は、西陣にございます高層マンションにお住いのお客様からご自宅をフルリフォームされる際に襖、障子も新調したいとのご依頼を頂きました。現状の襖、障子の縁、框は貼替もできましたがアルミサッシでできており年数を経ても色が変わらないのに違和感を以前から感じておられたそうで貼替でなく新調でとのことでした。また襖はお問い合わせの際から市松の本襖にし...
2022.04.10 02:13由緒ある名家の襖も品よく納まりました。こちらは京都市上京区にございます築150年以上の立派なお屋敷の応接間の襖です。元々は金砂子を大きく霞に引いた鳥の子紙が貼られており、ご説明によりますと施主様もご記憶にないほど(4~50年前に貼られた)の紙の状態でうち2枚は縦に裂けておりました。また鴨居も下がって開け閉めもできない状態でした。こちらを建具用ジャッキで鴨居を一時的に上げ、既存...
2021.10.04 00:04お世話になっておりますお寺の本堂の襖にお仕立てさせていただきました。大変お世話になっております上京区の妙蓮寺円常院様ご住職のご依頼で円常院本堂の襖に本鳥の子紙に描かれた文化功労者である奥様のお父様直筆の絵をお仕立てさせていただきました。凄い迫力です。御参拝の際は是非お立ち寄りください。
2022.05.03 01:33本堂の障子も長年の垢を落とし綺麗にすっきりしました。先日は長年お世話になっております上京区のお寺の本堂の障子の貼替をさせていただきました。 ご住職曰く50年程は貼替してないこの障子は、見積もりに来させていただきました際は本堂の周りに収まっており一枚幅2.6m高さ2mの大きさですがお寺は大型の障子が多く見慣れておりましたので簡単に考えておりましたが、なんのなんの、錆びて固まっておりました吊下...
2015.09.19 05:23お茶室 障子某大手メーカーの会社ビル最上階にあるお茶室の障子を上質の漉いた和紙で張り替えさせていただきました。障子は、現在は大判の和紙がありますが昔は小判の和紙しか無かったため、継ぎ目をわざと見せ綺麗な模様に見せる段張り(石垣張り)という貼り方をしておりました。特にこだわったお茶室は今もなおこの貼り方が用いられております。
2015.09.18 15:03お茶室 障子 某大手メーカーの会社ビル最上階にあるお茶室の障子を上質の漉いた和紙で張り替えさせていただきました。障子は、現在は大判の和紙がありますが昔は小判の和紙しか無かったため、継ぎ目をわざと見せ綺麗な模様に見せる段張り(石垣張り)という貼り方をしておりました。特にこだわったお茶室は今もなおこの貼り方が用いられております。
2018.04.06 22:46かなり古い額をお仕立て直しさせていただきました。少し前にさせていただきました。お問い合わせを頂き、訪問させていただきますと大きなお屋敷のお宅のお座敷に何げなく掛けてありました額でした。絵も長年のホコリ、湿気、紫外線であまりはっきり見えない状態で下地、縁もかなり傷んでおりましたので、洗い直して本紙裏を丈夫な和紙で裏打ちし直し、マットの本金と下地、縁は新調して経年劣化をなるべく防ぐためアク...
2016.07.23 17:47古くなったお軸から額に仕立て直しをさせていただきました。公私とも大変お世話になっております弁護士先生の所蔵されておられました著名な作家先生の貴重なお軸でしたが、長年風通しをされないまま保管されておりましたのでかなり本紙全体に黄色い斑点のシミが出ておりました。額にしたいとのご希望でしたので可能な限りシミを取り和洋室どちらでも掛けやすい額に仕立て直しさせていただきました。
2016.06.10 21:21檜の開き戸に日本画を額のように設えさせていただきました。先々代より大変お世話になっております料亭様の開き戸に本鳥の子紙を貼り、ご主人がお持ちでした綺麗な美人画を貼り込んで四分一(廻り縁)を付け、大きな和額のようにお仕立てさせていただきました。
2017.12.08 18:17京表具伝統工芸品本金砂子振り本間六曲屏風半双これは現在までの私の制作しました屏風の中でも最高傑作だと思います。今春にご依頼していただきました遠方のお寺のご住職に京都まで来ていただき一緒に材料屋さんに行き、下貼り和紙一枚から細部に至るまで純国産最高級品を使い、使用する一点一点を吟味した自信作を打合せから約半年かけて作り上げました。表は本紙の空白部を程よいサイズにカットし、裏打ちし本金...
2017.12.08 17:3610/20.21第62回表美展 in 京都市勧業館みやこメッセ開催季節外れの台風接近の中、今年も所属します京都表具協同組合の年に一度の表具の祭典”表美展”が岡崎のみやこメッセにて開催されました。今年の私の作品は仏画絵師の給田先生に打合せの上描いていただきました本間二曲屏風とまた給田先生のお母様が綺麗に着付けられた京人形とのコラボ屏風の二点を出展させていただきました。最終審査まで残りましたが今年は特に力作...
2020.05.23 15:33これからの新しい生活に向けての新商品先日馴染みの居酒屋さんの大将から相談に乗ってほしいとのことで営業時間外に伺いました。その中でこれからの感染対策に配慮した営業に備えて、カウンターのお客さん同士の間を仕切るパーテーションが欲しい、ただビニールシートやアクリルボードで仕切るのはかっこ悪いのでお店の内装、雰囲気に合ったものがいいとの話しがあり何とかしたいとの思いで制作してみまし...
2017.12.10 00:02火灯口の和紙貼りお茶室に良く見られる火灯口の和紙貼りは腰貼りと同様、当店では今後の貼替で土壁を傷めないよう襖、障子を貼る際に使用する通常のでんぷん糊ではなく、接着力の弱い布糊(布海苔)を使用します。また和紙はある程度ですと伸び縮みさせることができますので寡頭口のようなアールの部分でも貼ることができます。
2017.12.08 17:3610/20.21第62回表美展 in 京都市勧業館みやこメッセ開催季節外れの台風接近の中、今年も所属します京都表具協同組合の年に一度の表具の祭典”表美展”が岡崎のみやこメッセにて開催されました。今年の私の作品は仏画絵師の給田先生に打合せの上描いていただきました本間二曲屏風とまた給田先生のお母様が綺麗に着付けられた京人形とのコラボ屏風の二点を出展させていただきました。最終審査まで残りましたが今年は特に力作...