京表具伝統工芸品本金砂子振り本間六曲屏風半双

これは現在までの私の制作しました屏風の中でも最高傑作だと思います。

今春にご依頼していただきました遠方のお寺のご住職に京都まで来ていただき一緒に材料屋さんに行き、下貼り和紙一枚から細部に至るまで純国産最高級品を使い、使用する一点一点を吟味した自信作を打合せから約半年かけて作り上げました。表は本紙の空白部を程よいサイズにカットし、裏打ちし本金砂子を振った手漉き鳥の子紙にバランスよく貼り込みました。また裏は見えておりませんが手漉き鳥の子紙白茶色に雲母でやや青みがかった摺り色を入れた京からかみ”破れ七宝”柄を使用しました。また縁は漆でも何度も塗り重ね独特の光沢が生まれるまで約3カ月要する最高級の蝋色漆縁を使用しました。

自分でいうのもなんですが納品させていただいてご希望の場所に設置した後あまりの美しさにうっとりしました。ご依頼のご住職にも大変喜んでいただきました。こちらも認定を受けました京表具伝統工芸品です。行きの車窓から見えた富士山も最高でしたので載せておきます。


京都で襖、障子、額装、屏風、掛け軸なら安達表具店

安達表具店は、京都市上京区の南端、二条城の北沿いにほど近い猪熊通に事務所と工房を構えて95年(令和2年現在)の歴史ある京表具店です。 日本の建築に欠かすことのできない襖、障子の新調、張り替え、製作だけでなく、額装や屏風、掛け軸までを幅広く取り扱っております。