初のパリでのお仕事

毎度ありがとうございます。

昨年末は大変貴重な経験をさせていただきました。

お得意先の工務店様のご依頼で昨年春から計画は進みました。内容はフランスパリの中心部に純本式のお茶室を作るという計画です。私は工務店様の大工さんが作られたお茶室に入れる襖の制作、建具屋さんの作られた障子を流派に合わせて石垣貼り、左官屋さんが仕上げられたじゅらく壁の腰張りと全ての表具作業を担当させていただきました。襖は夏前に京都から発送し微調整のみでしたがその他は限られた時間内で監督さんと畳も敷き終えてすべて設えて帰京するというタイトな日程でした。海外に商品を発送することは普段ありますが海外に出張して仕事をすることは初のことでしたので当初は緊張しておりましたが、クライアント様、工務店様に大変よくしていただき、夢のような毎日でした。期間中、仕事の目途もつき、パリ市内にある隈研吾氏設計の空間の設えの修繕もさせていただきました。また次回もあるとのお話しでしたのでもう少しフランス語を覚えておこうと思います。

京都で襖、障子、額装、屏風、掛け軸なら安達表具店

安達表具店は、京都市上京区の南端、二条城の北沿いにほど近い猪熊通に事務所と工房を構えて95年(令和2年現在)の歴史ある京表具店です。 日本の建築に欠かすことのできない襖、障子の新調、張り替え、製作だけでなく、額装や屏風、掛け軸までを幅広く取り扱っております。